ワレリー・ゲルギエフの指揮する「マリインスキー歌劇場 チャイコフスキー・フェスティヴァル2019」の面白さ
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モーツァルトとベートーヴェンの凄さを表現するときに使われる言葉が、オペラや交響曲、協奏曲に室内楽などなど、クラシックの主要ジャンル全てにおいて最高の作品を遺した「オールラウンダー」。この2人に続く作曲家の1番手がロシアのチャイコフスキーであることは、遺された作品の素晴らしさからも一目瞭然。疑問の余地がない。
「チャイコフスキー・フェスティヴァル2019」と題された今回のゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場公演では、その主要作品がまとめて披露されるのだからファンにはたまらないプレゼントだ。出演者はといえば、現代を代表するカリスマ指揮者ゲルギエフはもとより、アレクサンドロ・ブズロワ(チェロ)、五嶋龍(ヴァイオリン)、辻井伸行(ピアノ)という話題のソリストを集めた布陣も大注目のこの公演。“クラシック史上屈指のメロディメーカー”と謳われるチャイコフスキーの真髄がたっぷり堪能できそうだ。
●公演概要
・11月30日(土)、12月1日(日)東京文化会館『スペードの女王』<全3幕>
・12月2日(月)サントリーホール『マゼッパ』<全3幕>(コンサート形式)