2024年3月6日 11:30
バンクシー、カウズら世界のアーバンアートが集結 テレビ朝日開局65周年記念『MUCA展 』、いよいよ東京で開催
バンクシーといえば都市空間へのグラフィティでおなじみの素性不明のアーティストだが、今回は彫刻を紹介。古典的な彫像の額に埋め込まれた弾痕 が、伝統芸術に風穴を開け、再構築しようとする意思を象徴する。2006年にバンクシー自身が開催した展覧会『ベアリー・リーガル』で展示され、国際的に彼の名を知らしめた作品でもある。
同じくストリートから浮上したアーティストも登場する。KAWS(カウズ)のアイコンにもなった「コンパニオン」シリーズの彫刻。シェパード・フェアリーは、マーティン・ルーサー・キング牧師へのリスペクトを込めた作品を。どちらも街の隙間に貼り付けられたステッカーなどで目にしたことがあるはずだ。
壁の表面に爆発物を用いて表層を削りとり、作品を制作する「スクラッチ」技法を駆使するヴィルズは、人々の移動や都市化に伴って起こる社会の変化をテーマとしている。
ほかにJR、オス・ジェメオス、リチャード・ハンブルトンらによる潮流を目撃したい。
<開催概要>
テレビ朝日開局65周年記念 『MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~』
会期:2024年3月15日(金)