マット・デイモン×クリスチャン・ベイル『フォードvsフェラーリ』 名優ふたりの演技もレースのようにヒートアップ!?
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『フォードvsフェラーリ』で描かれるのは、1960年代のモータースポーツ界だ。その頂点に君臨し、ル・マン24時間耐久レース6連覇の絶対王者でもあるイタリアのフェラーリに対し、アメリカのフォード・モーター社のフォード会長は、代表同士の衝突をきっかけに、王者の座を奪い取ることを決意する。
主人公は、マット・デイモンが演じる、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビー。彼はフォードから、フェラーリに勝てるレースカー開発を依頼される。しかし、当時のフェラーリとフォードの差は歴然。どう考えても無謀な計画に思える。
だが、シェルビーにはまだレーサーとしての熱い心が残っていた。途方もない依頼を引き受けてしまったシェルビーは、次のル・マンまでは90日しかないという状況で、勝利のために破天荒なイギリス人ドライバー、ケン・マイルズをチームに加え、改良テストを重ねることで最高のマシンを作ろうとする。
そのマイルズを演じるのが、クリスチャン・ベイルだ。
マイルズのストレートすぎる物言いは、フォード社の上層部の反感を買うことになってしまう。