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『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』国立新美術館で  世界を揺るがした「YBA」の作品など約100点が来日

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『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』国立新美術館で  世界を揺るがした「YBA」の作品など約100点が来日


英国が激動の時代にあった1980年代後半から台頭し、「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれるようになった一群の若き芸術家たちの作品を中心に、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点をあてる展覧会が、2月11日(水・祝)から5月11日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。

『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』国立新美術館で  世界を揺るがした「YBA」の作品など約100点が来日

ダミアン・ハースト《後天的な回避不能》1991年、テート美術館蔵 Photographed by Prudence Cuming Associates (C) Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS/Artimage 2026
サッチャー政権時代(1979-90年)を経験した英国社会は、国営企業の民営化などにより大きな変化を強いられ、失業率の悪化や政情不安による緊張感に覆われていた。そんななか、既存の美術の枠組みを問い直し、作品の制作や発表において実験的な試みに挑戦する若手作家たちが数多く登場する。その代表格が、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで学んでいたダミアン・ハーストをはじめとする作家たち。産業構造が大きく変化するなかで廃工場や空き倉庫となった場所を借り、アーティスト自らが大規模な展覧会を企画・開催したのだ。

皮切りは、1988年8月、ハーストが中心となり、ロンドン東部の倉庫街で学生や卒業生の作品を発表した『フリーズ』展。以後、全く新しい視点で素材を選び、制作し、自ら発表の機会を積極的に開拓していった作家たちが「YBA」の名を与えられ、サーチ・ギャラリーで開催された同名の展覧会によって広く社会に認知されると、1990年代の英国のアートシーンは世界的な注目を集めるようになったのだった。

同展は、英国美術の中心地であるテート美術館が自ら編んだ大規模展であり、YBAと1990年代の英国アートを紹介する決定版とも言うべき展覧会だ。
大衆文化や個人的な物語、社会構造の変化などをテーマとした作家たち約60名による、絵画、彫刻、写真、映像、大規模なインスタレーションなど、多様な手法を用いた独創的な作品約100点が一堂に会する。
『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』国立新美術館で  世界を揺るがした「YBA」の作品など約100点が来日

ジュリアン・オピー《ゲイリー、ポップスター》1998-99年、テート美術館蔵(C) Julian Opie
見どころのひとつは、ハーストをはじめ、トレイシー・エミン、ジュリアン・オピー、ヴォルフガング・ティルマンス、レイチェル・ホワイトリードなど、世界のアート史に名を刻む作家たちの作品が集結すること。また、アートが音楽やサブカル、ファッションなど他のジャンルと交錯し、革命的なムーヴメントを引き起こしたこの時代の息吹を体験できるのも楽しみなところだ。1990年代の英国美術の革新的な創作の軌跡をたどるとともに、UKカルチャー黄金期の熱狂も体感したい。

<開催情報>
『テート美術館 - YBA&BEYOND 世界を変えた90s 英国アート』

会期:2026年2月11日(水・祝) ~ 2026年5月11日(月)
会場:国立新美術館企画展示室2E
休館日:火曜日(※ただし5月5日(火・祝)は開館
時間:10:00~18:00※金・土曜日は~20:00、入場は閉館の30分前まで
料金:一般2,300円、大学生1,500円、高校生900円
公式サイト:
https://ybabeyond.jp/
※2026年6月3日(水)~2026年9月6日(日)京都市京セラ美術館に巡回

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