くらし情報『御園座で『第五十回記念 吉例顔見世』が開幕』

御園座で『第五十回記念 吉例顔見世』が開幕

『第五十回記念 吉例顔見世』


昨年4月に新しく建てかわった名古屋・御園座で本日10月2日から始まる吉例顔見世は、節目となる第五十回記念。片岡仁左衛門、中村梅玉、片岡秀太郎ら重鎮が顔を揃え、初音ミクとの競演が話題を呼んだ『超歌舞伎』に出演した中村獅童や澤村国矢も参加している。

昼の部は『狐と笛吹き(きつねとふえふき)』と『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』。相撲好きの人にぜひ観てもらいたいのが『双蝶々曲輪日記』だ。八百長を巡る力士の苦悩が描かれる〈角力場(すもうば)〉、罪を犯し捕らえられる直前の親子の別れを描いた〈引窓(ひきまど)〉に加え、今回は上演機会の少ない〈難波裏(なんばうら)〉も観ることができる。『狐と笛吹き』も久しぶりの上演。今昔物語を題材にした北條秀司の作品で、愛妻を失った楽師(梅玉)と狐の化身(中村雀右衛門)との魂の交流を描いている。

夜の部は『碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)』『身替座禅(みがわりざぜん)』に『瞼の母』の3本。
『身替座禅』は恐妻家の山蔭右京(仁左衛門)が奥方(中村鴈治郎)を騙して浮気相手に会いに行くも、ウソがばれてやりこめられる一幕で、右京の憎めない艶っぽさと、悋気ながらも夫一途な奥方のかわいらしさに思わず顔がほころぶ。

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