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【サンダンス映画祭2026レポート】愛する夫を亡くしたアマチュアダンサーを菊地凛子が熱演

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【サンダンス映画祭2026レポート】愛する夫を亡くしたアマチュアダンサーを菊地凛子が熱演


菊地凛子主演の『Ha-chan, Shake Your Booty!』(『はーちゃんブギウギ』)の舞台は、現代の東京。

はーちゃんことハルと、メキシコ出身の夫(アレハンドロ・エッダ)は、ボールルームダンス(社交ダンス)に強い情熱を持っている。だが、ある日、まさに一緒に踊っている途中、夫が急死。悲しみに暮れ、何もできない日々が続くも、説得されて、ついに再びダンススタジオに足を運ぶ。するとそこには新しい、セクシーなインストラクター(アルベルト・ゲラ)がいたのだ。彼の存在で毎日が明るくなるが、夫のことを忘れたわけでは、決してない。

日本人の母とポーランド人の父を持つジョセフ・クボタ・ヴラディカ監督は、自らの母にインスピレーションを得て脚本を書いた。ハルの苗字が久保田で、映画の最後に「母へ」というメッセージと写真が出てくることにも、それは明らか。


上映後の舞台トークで、彼は、「これは母の伝記映画ではない」としつつ、シングルマザーとして3人の息子を育てる中、ダンスは彼女の心の支えになったと述べた。81歳の今も、彼の母はまだダンスを続けているとのこと。「どんなに大変な時も、前に向けて動き続けるべきなのだ」というメッセージが、この映画にはあるという。

会話の途中でキャラクターたちがダンスを踊り出し、ミュージカルになるようなシーンもある。ダンスは大事な要素だが、主要キャストの3人にダンスの経験はなし。ゲラは、「僕はキューバ人。キューバ人はみんなダンスがうまいと思われがちですが、僕は違います」と告白し、限られた時間の中で特訓をしてくれたコレオグラファーたちに賞賛と感謝を送った。

ほかに、吉田羊、YOUらが出演する。


文:猿渡由紀

Courtesy of Sundance Institute

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