2021年6月29日 12:00
海老蔵、2年ぶりの歌舞伎座で5役早替わり「歌舞伎を観たことのない方も是非」
そこで先ずは古典をしっかりと演じ、父に見ていただいた上で、この作品の制作が始まりました。『鳴神』、『毛抜』、『不動』の主人公は成田屋にとりまして大切なお役です。古典として守るものは守っていきながら新たに早雲王子、安倍清行を作り上げました」と当時を振り返る。
さらに「私にとって転機になったと言ってもよい作品です。(初演時に)もともと入っていたやる気のスイッチがさらに加速するスイッチを入れてくれた演目だと思います。私としては、30歳で座頭としてひとつの小屋を背負うという、出世作に近い作品。先祖に感謝です」と、真摯に作品への思いと感謝を述べた。
見どころは、「全部です」と語り、「空中浮遊や早雲王子による立廻りがあったり、単独でも上演される『鳴神』、『毛抜』や安倍清行の早口の弁舌があったりと各所に見どころがございます。
2時間に凝縮したことで、歌舞伎をご覧になられたことのない方にもさらに観やすい仕上がりになっています」と自信を滲ませた。
『七月大歌舞伎』の第1部と第2部は7月4日(日)から29日(木)まで、第3部は7月4日(日)から16日(金)まで東京・歌舞伎座にて上演。
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