くらし情報『土井監督・有村架純が語る“忘れられない恋”「麦と絹、ふたりと一緒に生きているような感覚でした」』

土井監督・有村架純が語る“忘れられない恋”「麦と絹、ふたりと一緒に生きているような感覚でした」

土井監督・有村架純


菅田将暉、有村架純が出演する映画『花束みたいな恋をした』が29日(金)から公開になる。本作は、終電を逃したことで偶然に出会った21歳の男女が5年間の“忘れられない恋”をする過程を描いた作品で、監督を務めた土井裕泰は撮影を通じて「ふたりと一緒に時間を過ごして、一緒に何年間を生きたような感覚があった」と言い、有村は「これまでに体験したことがない体験をした」と振り返る。特別なことは何も起こらない、大きな衝撃も、大事件も発生しないのに、観る者が“決して忘れることができない恋愛映画”はいかにして生まれたのか? 土井監督と有村に話を聞いた。

本作は『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』や『カルテット』『anone』など数々の名作ドラマを手がけてきた坂元裕二が、菅田と有村の主演、土井監督でオリジナル脚本を執筆するプロジェクトとして始まった。

「坂元さんはキャリアの中でずっと恋愛をテーマに書いてこられたのもあって、余計な仕掛けをすべてとっぱらって本当の“芯”だけで物語が組み立てられている」と分析する土井監督は、坂元の脚本を演出する際には「演出が語りすぎてはいけない」ことを心がけているという。

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