あの名曲はこうして生まれ、進化した! 巨匠アラン・メンケンが語る『アラジン』
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ディズニーの新作映画『アラジン』が本日から公開される。本作は1992年製作の名作アニメーション映画を現代の視点を盛り込んで実写化した作品だが、音楽を手がけた巨匠アラン・メンケンは自作が現代的に再アレンジされることに「大きな満足を感じている」と笑みを見せる。
1992年に製作されたディズニー・アニメーション映画『アラジン』は、『千夜一夜物語』に登場するアラジンと魔法のランプのエピソードを題材にした物語で、孤独な青年アラジンと、美しい女性ジャスミン、そして魔法のランプに宿るジーニーの冒険、友情、ロマンスを描き、現在も語り継がれる名作になった。
しかし、本作の音楽を手がけたメンケンは「この作品は完成するまでに紆余曲折あったのです」と振り返る。「この企画は最初、相棒(バディ)ものになる予定で創作が進められていました。アラジンのお母さんも登場していたと記憶しています。ところがこれがうまくいっていなくて、当時のディズニーのヘッドが“この企画は見直した方がいいね”と言ってくれて、新たに書き直すことになったわけです」