『自然と魂 利根山光人の旅』世田谷美術館で メキシコの遺跡や祭儀などを描いた画家の30年ぶりとなる大回顧展
メキシコをはじめ国内外の遺跡や祭儀を訪ね、色彩あふれる情熱的な作品を描いた利根山光人(とねやまこうじん/1921-1994)の回顧展が9月13日(土)より世田谷美術館にて開催される。
茨城県に生まれた利根山光人は、早稲田大学を卒業。在学中に川端画学校で学び、画家としての活動を開始する。1955年に東京国立博物館で見たメキシコ美術展に衝撃を受け、1959年に初渡航。以後、生涯を通じて日本とメキシコを行き来し、古代の遺跡やメキシコの祭り、民芸などを題材に制作したことで知られるが、その一方でインドや中国、中東や欧米、そして日本各地の遺跡や祭儀も訪ね、その体験を創作の源泉にしてきたという。
同展は、アトリエに遺されていた厖大な数の版画やスケッチなどの作品群を約5年かけて調査するなかで明らかになった利根山の広範にわたるフィールドワークの積み重ねと、そこから生み出された造形に注目して企画された展覧会だ。
利根山光人《祝祭》1978年、油彩・キャンバス、聖徳大学・聖徳大学短期大学部蔵
展示は戦後復興期の日本社会の一側面を描き出した「佐久間ダム」シリーズの油彩や版画を含む初期作から、メキシコへの旅で衝撃を受けて以後の作品、世界各地に取材して人間のイマジネーションの原点を見つめた作品、自然と魂への祈りが込められた祭りに触発された作品、そして最晩年の「ドン・キホーテ」シリーズまでを網羅。油彩約50点、版画約60点のほか、スケッチ約100点に加え、マヤ遺跡やアステカ遺跡の貴重な拓本やメキシコで蒐集したコレクション、記録写真など、初公開のものも含め、総数250点を超える作品・資料によって、利根山の多彩な仕事を紹介する。
利根山光人《生命の樹》1987年、リトグラフ、一般社団法人アルテトネヤマ蔵
古来、人類が自然と魂への畏敬や祈りから生み出してきた数々の造形とそのエネルギーにふれてきた利根山の旅路と創作の軌跡をたどる同展は、観る者にとって時空を超えた旅のようにも感じられるに違いない。同館で没後の1995年に開催された回顧展から30年ぶりとなる今回の大回顧展は、利根山の作品群と業績を改めて見直す貴重な機会となっている。<開催概要>
『自然と魂利根山光人の旅異文化にみた畏敬と創造』
会期:2025年9月13日(土)〜11月9日(日)
会場:世田谷美術館
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜(9月15日、10月13日、11月3日は開館)、 9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)
料金:一般1,400円、65歳以上1,200円、大高800円、中小500円
公式サイト: https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00226
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