サンダンス映画祭:ダイアナ妃とルシル・ボールのドキュメンタリー
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同じテーマについての映画を別のフィルムメーカーが同時に作っていたと言うのは、よくあること。今年のサンダンス映画祭にも、その例は見られる。このアワードシーズン、『Spencer』でクリステン・スチュワートと『愛すべき夫妻の秘密』のニコール・キッドマンは主演女優部門で大健闘しているが、サンダンスではダイアナ妃についての『The Princess』と、ルシル・ボールとデシ・アーナズ夫妻についての『Lucy and Desi』というふたつのドキュメンタリーが上映されたのだ。
『Spencer』と『愛すべき〜』は、人生全体を追うものではなく、ごく限られた時間に焦点を当てるものだった。『Spencer』は、ある年のクリスマス、『愛すべき〜』は、ある1週間だ。しかしドキュメンタリーのほうは、どちらももっと長い期間を見つめる。
ダイアナ妃の婚約から突然の死までを描く『The Princess』を監督したエド・パーキンスは、「ダイアナ妃についてのドキュメンタリーはこれまでにもあった。だが、その多くは、彼女が内面でどのように苦しんでいたのかにスポットライトを当てるものだったと思う。