KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』「やさしい鑑賞回」実施
2025年2月に上演されるKAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』の2月19日(水) 14時の回にて「やさしい鑑賞回」が実施される。
鑑賞サポートとリラックスパフォーマンスの要素を盛り込んだ、KAAT神奈川芸術劇場初の試みとなる「やさしい鑑賞回」。リラックスパフォーマンスとは、自閉症スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動性障害(ADHD)などの発達障がいのある人など、「従来の劇場空間では芸術鑑賞に不安がある人たち」も安心して鑑賞できるように配慮された公演形態のこと。
KAATが実施する「やさしい鑑賞回」でも、年齢や障がいの有無に関わらず多くの人が一緒に楽しめる公演を目指しており、通常よりも音や光をやさしい設定にしたり、客席も真っ暗にせず、客席で音をたてても体が動いても大丈夫など、劇場デビューや静かに鑑賞することに不安のある人、強い音や光が苦手な人にも楽しめる公演となっている。
『花と龍』は、芥川賞受賞作家・火野葦平が自身の両親をモデルに描いた躍動感あふれる長編小説が原作。1952年から1953年にかけて読売新聞で連載され、現在まで幾度も映画化されている。舞台は明治時代の終わり、北九州若松の地。