川和田恵真監督作『マイスモールランド』ベルリン国際映画祭で特別表彰 嵐莉菜&奥平大兼から喜びのコメントも
(C)2022「マイスモールランド」製作委員会
嵐莉奈が主演し、奥平大兼が出演、気鋭の新人監督・川和田恵真監督の商業映画デビュー作となる『マイスモールランド』が世界三大映画祭のひとつ、第72回ベルリン国際映画祭の全ての部門の作品から選出される「アムネスティ国際映画賞」から日本作品としては初めて、特別表彰を受けたことが発表された。あわせて、本作より、新場面写真が公開となった。日本での公開は5月6日(金)となる。
本作は、是枝裕和監督が率いる映像制作者集団「分福」に所属する川和田恵真監督の商業映画デビュー作。在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに“自分の居場所’’に葛藤し、成長していく姿を描く。5カ国のマルチルーツを持ち、vivの専属モデルとしても活躍する主演の嵐莉菜が、在日クルド人の高校生・サーリャを演じ、サーリャが心を開く少年・聡太を注目の若手俳優・奥平大兼が演じている。
2005 年以降、国際人権 NGO「アムネスティー・インターナショナル」は、ベルリン国際映画祭で上映された作品の中から人権問題をテーマにした作品に対して「アムネスティ国際映画賞(Amnesty International Film Award)」を授与している。『マイ・スモールランド』は事前にノミネートされた15作品の中から「アムネスティ国際映画賞スペシャル・メンション(特別表彰)」として選出された。
同映画賞の公式発表では、「私たちは今回の栄誉ある授与について『マイスモールランド』は、世界中で起こりうる出来事を、力強く語った映画作品だと思いました。難民への非人道的な扱いを批判しながら普遍的テーマを描いています。作品から学ぶことが多く、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います」と審査員らのコメントを掲載した。
今回の受賞を受けて、川和田恵真監督は「世界中の人々の人権のために活動されているアムネスティーインターナショナルより『マイスモールランド』の普遍性や力強さを評価いただけたこと、大変嬉しく思います。国籍を問わずより多くの人々に、この作品が届くきっかけになることを願っています」とコメント。そして主人公・サーリャを演じた嵐莉菜は「初めて主演を務めさせていただいた作品で、この大好きなチームで作り上げた作品を評価いただけたこと、本当に本当に光栄です!!人種や民族に関する問題は、形を変え、世界中どこでも起こっていると思います。この映画を観て何か関心を持つきっかけになってもらえたら嬉しいです」と話し、さらに聡太を演じた奥平大兼は「日本に住むクルド人の方々について、僕は演者としてこの映画に関わらせて頂いて、初めてしっかりと考えることができました。そして映画として作品にするのはとても難しいことだと感じていました。
それがこのようにベルリン映画祭の舞台で評価していただけてとても嬉しいですし、これが、より多くの方々に見ていただけるときっかけになれば良いなと思います」と、それぞれが今回の表彰を喜んだ。
『マイスモールランド』
5月6日(金)全国公開
提供元の記事
関連リンク
-
new
『栄光のバックホーム』主演・松谷鷹也 役作りで最大20キロ増量!「生き方を教えてくれる存在」人生変えた元阪神・横田慎太郎さんとの出会い
-
new
嫁の手作り離乳食を“ゴミ扱い”する義家族。しかし「スッ…」嫁が差し出した“ある秘策”で、途端に立場逆転!?
-
クレヨンしんちゃん人気ゲームシリーズ【クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』〜おわらない七日間の旅〜】【クレヨンしんちゃん『炭の町のシロ』】全世界累計出荷数が100万本を突破!
-
new
田中みな実、“夫&息子”との家族写真「これから幸せなことたくさん待ってますね!」
-
2026年は『月刊ピアノ』の創刊30周年記念イヤー! 2大特集は『横山幸雄が教える! ラヴェル「ソナチネ 第2楽章」攻略法』と 『2026年、あなたの“弾き初め曲”を占います!』 「月刊ピアノ 2026年1月号」 2025年12月18日発売