くらし情報『「アレクセイ・ヴォロディン ピアノ・リサイタル」ロシア・ピアニズムの奥深さを知る』

「アレクセイ・ヴォロディン ピアノ・リサイタル」ロシア・ピアニズムの奥深さを知る

アレクセイ・ヴォロディン


幅広いレパートリーを武器に、ピアノ音楽の様々な可能性を切り開いてきたロシアの俊英ヴォロディンが来日する。そのヴォロディンの今回のテーマは、自らのルーツと言える“ロシアの作曲家たちの音楽”だ。20世紀前半似活躍したニコライ・メトネルのロマンティックな小品集「おとぎ話」に、チャイコフスキーの名高いバレエ組曲「眠れる森の美女(プレトニョフ編)」。そして締めくくりには、ピアノ音楽の中でも最高の技巧が求められる難曲、バラキレフの「イスラメイ」というプログラムには、ロシア伝統のロマンティシズムと気高いピアニズムの香りが充満する。

「日本の聴衆は、真摯に演奏家の心に寄り添ってくださる。来日公演を重ねる度に、皆様がより身近な存在になっているのを実感する」と語るなど、親日家の側面も持つヴォロディンが描き出すロシアピアニズムの“凄さ”を体験したい。

●公演概要
10月21日(月)紀尾井ホール「アレクセイ・ヴォロディン ピアノ・リサイタル」

●アレクセイ・ヴォロディン
非常に繊細なタッチと華麗な技巧が高く評価されているヴォロディンは、桁外れに多様なレパートリーを有し、ベートーヴェン、ブラームスからチャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、さらにガーシュウィンからシチェドリン、メトネルまで自在に弾きこなす。

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