ピカソ、ムーアら彫刻の森美術館の名品39 点を公開『アートでつなぐ山と海 響きあう20世紀美術』横須賀美術館で
横須賀美術館では、2024年11月16日(土)より、箱根―横須賀連携企画『アートでつなぐ山と海』の第2弾として、『響きあう20世紀美術彫刻の森美術館×横須賀美術館』を開催する。
「アートでつなぐ山と海』とは、目の前に東京湾が広がる横須賀美術館と、箱根の山中に点在する美術館が連携し、各館が所蔵する名品を展示しあうことで、互いの魅力を紹介するプログラム。昨年2023年には、第1弾として箱根ラリック美術館の所蔵作品を紹介する展覧会が開催された。今回は国内初の野外美術館として知られる彫刻の森美術館の名品39点を、横須賀美術館の所蔵品と組み合わせて展示する。国吉康雄《毛皮の女》ほか同館の近現代美術と、ヘンリー・ムーアやバーバラ・ヘップワースなど彫刻の森美術館の作品を時系列に並べ、1880年以降の20世紀美術の変遷を追う展覧会だ。
ヴォルス《煉瓦の塔の上に》 1939年彫刻の森美術館所蔵
さらにピカソの作品4点が紹介されるのも同展の見どころ。彫刻の森美術館は、世界有数のピカソ・コレクションを所蔵することで知られるが、今回はピカソが最後の妻ジャクリーヌと過ごした1950~60年代の作品を紹介する。
また同展では、横須賀美術館のエントランスホールに展示される、三木富雄による3点の巨大な《耳》にも注目したい。