2022年7月7日 18:30
大原櫻子「この作品への挑戦はとても高い壁でした」 シス・カンパニー『ザ・ウェルキン』本日開幕
とコメント。
そして殺人犯のサリーを演じる大原は「男女差別、女性の身体ゆえの生理、妊娠、そして生と死、親と子、愛、、とても多くのテーマを孕んだこの作品への挑戦は、とても高い壁でした。」と振り返り、「今の時代にこの作品を届ける意味を、常に自分の心に握りしめ、本番に臨んでいきたいと思います。」と意気込みを寄せた。
『ザ・ウェルキン』は7月31日までBunkamuraシアターコクーンで上演された後、8月3日から7日にかけて大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。
■吉田羊 コメント全文
稽古を積み上げるごとに新たな発見があり、役やシーンがどんどん深化していく様に心震える日々でした。
小さな陪審員室は社会の縮図さながら。人や立場、境遇を変えれば男女皆等しく時代を超えて当てはまる構図に唸ったのは一度や二度じゃありません。そして、嘘とまこと、現実と妄想の向こうに透けて見えたのは今を精一杯生き、幸せを掴もうとする人々の姿でした。物語後半、ある陪審員が言います。
「一日家を空けるってなんて楽しいのかしら」。
どうぞ日常をしばし忘れ、彼女たちと一緒に心を解放し、観劇後、ああでもないこうでもないと議論を交わして頂けたら幸いです。