上映時間は約90分、息抜きにほどよい2本。マジギレ男の怖すぎる運転『アオラレ』、フランスらしいエスプリのきいた『ローズメイカー 奇跡のバラ』。
イラストレーション:高松啓二
【おとな向け映画ガイド】
ぴあ編集部 坂口英明
21/5/23(日)
https://bit.ly/3oxIELT
春錵かつらさん(映画ライター)
「……本作で語られるのは「不作法の連鎖」であり、ひとつの厄難を通して「怒りを制御できない」「己を正当化する」といった現代社会における人々の不安定さを浮き彫りにしている。……」
https://bit.ly/3wkv6Wx
新しい品種を仲間と創る
『ローズメイカー 奇跡のバラ』
紅いバラの花言葉は「あなたを愛しています」。ディーン・マーティンの甘い歌声、『ブルー・レディに紅いバラ』で始まるこの映画、「花言葉」もステキに使われています。
タイトル通り、新種のバラを作る「育種家」を主人公にした、感動サクセスストーリー。フランス製らしく、細部がおしゃれで、いたるところでエスプリがきいています。画面にはいつも花が映っていて、なんともなごみます。
いろいろままならぬことも多く、気持ちがふさぐ昨今、とてもおすすめの作品です。