くらし情報『『没後100年 富岡鉄斎』京都国立近代美術館で 代表作200点以上のほか鉄斎の日常空間を彩った貴重な品々も公開』

2024年3月26日 11:30

『没後100年 富岡鉄斎』京都国立近代美術館で 代表作200点以上のほか鉄斎の日常空間を彩った貴重な品々も公開

富岡鉄斎 《富士山図》(左隻) 1898年 63歳 清荒神清澄寺 鉄斎美術館※展示期間:4/2~4/14、4/16~4/29


2024年4月2日(火)より、京都国立近代美術館で、『没後100年富岡鉄斎』展が開催される。
「最後の文人画家」といわれる富岡鉄斎(1836-1924)は、家学である石門心学を中心に、儒学・陽明学、国学・神道、仏教などの諸学を学びながら、独学で絵画も極め、深い学識に裏付けられた豊かな画業を展開した。明治初期には神官として古跡の調査と復興に尽力し、「万巻の書を読み、万里の路を行く」ことを座右の銘に日本全国を旅して理想の山水図を探求。1924年(大正13)年の大晦日に数え年89で亡くなった。
そんな鉄斎の没後100年を記念して開催される同展は、彼の画業と生涯を改めて回顧する、京都では27年ぶりとなる展覧会だ。
『没後100年 富岡鉄斎』京都国立近代美術館で 代表作200点以上のほか鉄斎の日常空間を彩った貴重な品々も公開

富岡鉄斎 《富士山図》(右隻) 1898年 63歳 清荒神清澄寺 鉄斎美術館※展示期間:4/2~4/14、4/16~4/29
最大の見どころは、六曲一双の大作《富士山図》や《菟道製茶図・粟田陶窯図》双福など、鉄斎の画業を語る上で欠かすことのできない代表作が多数展示されること。なかには重要文化財《阿倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図》(展示期間:4月2日~4月14日)や《妙義山図・瀞八丁図》のように、京都会場でしか展示されない作品や、これまで一般に公開されてこなかった《土神建土安神社図・椎根津彦像・平瓫図》三幅対、50年振りの公開となる《渉歴余韻冊》など、従来の鉄斎展では見られなかった作品を鑑賞できる貴重な機会となっている。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.