くらし情報『写真家・須藤絢乃による対照的な展覧会「Anima / Animus」と「VITA MACHINICALIS」2022年1月同時開催へ』

2021年12月21日 15:30

写真家・須藤絢乃による対照的な展覧会「Anima / Animus」と「VITA MACHINICALIS」2022年1月同時開催へ

須藤絢乃《Anima / Animus》2019年、インクジェットプリント (c)Ayano Sudo, Courtesy of MEM

(c)Ayano Sudo, Courtesy of MEM



写真家・須藤絢乃の個展「Anima / Animus」と「VITA MACHINICALIS」が2022年1月7日(金)~2022年1月30日(日)にかけて、恵比寿・NADiff a/p/a/r/tで開催される。

須藤は被写体の性別を超えた変身願望や理想像を写真に納め、少女漫画のカラー原稿と写真の狭間にあるような作品を発表している写真家。行方不明の少女たちを題材にした『幻影』(2013年)で、2014年キヤノン写真新世紀グランプリを受賞。一貫して仮想世界と現実を行き来するようなシリーズを展開している。

個展「Anima / Animus」は、2015年に逝去した画家、金子國義氏の自宅を舞台に撮影したシリーズ『Anima / Animus』の限定版写真集の刊行を記念した展覧会だ。

折に触れて、金子氏との作品世界との接点を指摘されていた須藤は「金子先生に会いに行かなければならない」という強い思いを抱えていたという。しかし、遂に対面の機会が訪れたその矢先、金子氏はこの世を去る。本作は「その機会がもうこの世界に微塵も存在しない、という残酷な事実」

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