劇団EXILEが全員で作り演じる! 最新舞台の裏側をキーマン3人に聞く
劇団EXILEの現メンバー9名が初めて全員そろって出演し、さらに自ら原案およびプロデュースまで務める舞台『勇者のために鐘は鳴る』が2020年、東京と大阪で幕を開ける。まだ脚本をメンバー間で固めている段階だという10月下旬の某日、鈴木伸之、町田啓太、佐藤寛太という『HiGH&LOW』シリーズの“山王連合会”の同志でもある3名が、現段階での見どころやメンバー間での話し合いの模様などについて語ってくれた。
最初の公演開催の記者発表で「ゲームの世界に入り込んでしまった9人の男たちが、現実の世界に戻ろうと戦う」物語であることは明らかにされていたが、この取材の段階では「物語の大筋の流れが固まってきたところ」(佐藤)であり、「細かいブラッシュアップをしている最中」(鈴木)とのこと。一方で、各メンバーがどの役を演じるかといった振り分けは未定で「そもそも勇者が出てくるのか? 鐘が鳴るかどうかも分からない」(町田)とも……。
こうした、今なお全てが流動的であるのはやはり、既に用意された脚本を上演するのではなく、メンバー9名が常に意見を出し合いながら、進めていることが大きい。
鈴木は普段の“演じる”とは異なる“作る”というプロセスについて「こんなに大変なものなのかと実感しています。