市村正親主演の名作ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』本日開幕
日本ミュージカル界を代表する名優・市村正親が、森繁久彌(1967~86)、西田敏行(1994~2001)に続く“3代目テヴィエ”となって以来6演目の『屋根の上のヴァイオリン弾き』が、本日2月6日(土)に日生劇場で開幕する。妻ゴールデ役は、3演目の2009年より同役を務め、市村をして“最強の女房”と言わしめた鳳蘭。夫婦の3人の娘たちとそれぞれの相手役には、凰稀かなめ、唯月ふうか、屋比久知奈、上口耕平、植原卓也、神田恭兵。神田を除く5人が初役(唯月と上口は役替わり)というフレッシュな顔ぶれだ。
舞台は1905年、帝政時代のロシアの寒村アナテフカ。酪農業を営むユダヤ人のテヴィエは、妻ゴールデと愛する5人の娘たちとともに、貧しいながらも幸せな毎日を送っている。年頃を迎えた長女ツァイテル(凰稀)、次女ホーデル(唯月)、三女チャヴァ(屋比久)にとって、最大の関心事は自分たちの結婚について。両親の祝福がなければ結婚は許されないのがユダヤのしきたりだが、ツァイテルは貧しい仕立屋のモーテル(上口)、ホーデルは革命を志す学生のパーチック(植原)、チャヴァはロシア人学生のフョートカ(神田)と、両親にとって理想的とは言えない相手と恋に落ちてしまう。