日本のコミックを吸収して育った仏監督が『シティーハンター』を実写化!
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北条司の人気コミックをフランスで実写映画化した『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』が29日(金)から公開になる。共同脚本・監督・主演を務めたのは『世界の果てまでヒャッハー!』が大ヒットを記録したフィリップ・ラショー。彼は8か月におよぶトレーニングを経て主人公の冴羽りょう(獣へんに寮。本稿では平仮名で表記する)になるべく準備を進めたが、彼が重視したのは原作への愛情と“ユーモア”だったという。来日時に話を聞いた。
日本では知らぬ者がいない人気コミック『シティーハンター』は今年2月に新作アニメーション映画も公開されたが、フランスでも『ニッキー・ラーソン』のタイトルでアニメ版が放送され人気を集めている。子どもの頃から本作や『ドラゴンボール』が大好きで、日本のアニメに多大な影響を受けて育ったラショー監督は自ら実写映画化を希望し、企画書とプロットを原作者に送付。1年半かけて書いた脚本を手に来日して映画化権を得た。
「僕は日本のコミックやアニメーション、そしてフランスのコメディに多大な影響を受けて育ちました。