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荒牧慶彦&福澤侑、剣劇「三國志演技~曹魏」上演中 壮絶な対立劇から、歌・ダンス・ゲームの“お祭り騒ぎ”まで魅力満載

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荒牧慶彦&福澤侑、剣劇「三國志演技~曹魏」上演中 壮絶な対立劇から、歌・ダンス・ゲームの“お祭り騒ぎ”まで魅力満載

(c)剣劇「三國志演技〜曹魏」製作委員会



剣劇「三國志演技~曹魏」が2025年11月28日に東京・明治座にて開幕。2024年4月に梅津瑞樹と荒牧慶彦のW主演で公演された、剣劇「三國志演技~孫呉」から約1年半、再び三國志の世界を描き出す。今回は“曹魏”(そうぎ)の国を中心に物語が展開。

魏の武将・曹操(そうそう)を演じるのは、俳優・振付・アーティスト活動をはじめ、近年ではラジオパーソナリティや舞台の演出も手がけるなどさまざまなジャンルで表現の幅を広げ活動を展開している福澤侑。曹操の友人にして、因縁の相手となる袁紹(えんしょう)を演じるのは俳優としてのキャリアはもちろんのこと、2.5次元協会理事という顔も持ち、本作のプロデューサーでもある荒牧慶彦。

新進気鋭のクリエイター・末原拓馬(おぼんろ)が脚本・演出を手がけ、豪華キャストが集結した本舞台。公開ゲネプロと囲み取材の様子をレポートする。

荒牧慶彦の熱い“三國志愛”「曹操にとっての一番の壁描く」

荒牧慶彦&福澤侑、剣劇「三國志演技~曹魏」上演中 壮絶な対立劇から、歌・ダンス・ゲームの“お祭り騒ぎ”まで魅力満載

剣劇「三国志演義〜曹魏」囲み取材より、前列左から)松島勇之介、荒牧慶彦、福澤侑、廣野凌大後列左から)砂川脩弥、早乙女友貴、東山義久、田村心
公開直前の囲み取材に登場した、福澤侑、廣野凌大、田村心、松島勇之介、砂川脩弥 、早乙女友貴、東山義久、荒牧慶彦の8名。
劇中衣装に身を包んだ彼らは凛々しく、煌びやかで、その佇まいだけで剣劇「三國志演技~曹魏」への期待が高まる。

本舞台の見どころについては、「全てのキャラクターにフォーカスがあたっていて、みんなが美味しい内容になっています」(福澤)、「曹操と袁紹のふたりの関係性がどう描かれて、どう変わっていくのかが注目ポイントです」(荒牧)、「チームそれぞれに色があり、男たちの戦い合いは圧巻です」(顔良(がんりょう)役・松島)、「時代の激流に飲み込まれていく登場人物の心情にを楽しんでいただきたいです」(文醜(ぶんしゅう)役・砂川)、「シリーズ二作目は大変なイメージがありますけれど、そのジンクスを乗り越えるほどの、一作目とは違う面白さがあるので期待していただきたいです」(荀彧(じゅんいく)役・田村)とコメント。
荒牧慶彦&福澤侑、剣劇「三國志演技~曹魏」上演中 壮絶な対立劇から、歌・ダンス・ゲームの“お祭り騒ぎ”まで魅力満載


「キャストパレードといって各人物の紹介の場面があり、皆が殺陣をやったりする中、僕はただただ東京ガールズコレクションの様に歩きます。一番の見どころです」(関羽(かんう)役・早乙女)、「三國志は大好きなのですが、殺陣はやったことなかったので個人的にも楽しみにしていました。二幕は曹操の夢の中という設定で、一幕とはまた違う雰囲気になっているので楽しんでいただきたいです(董卓(とうたく)役・東山)と、シリアスなストーリーの中でも展開される華やかな演出をアピール。

夏侯惇(かこうとん)役の廣野は眼帯衣装について「昨日レーザーポイントで目を焼かれてしまいまして……」と真顔で大ボケ。荒牧に「(記事に)書かれるんだからやめろ!(笑)」と制される一幕もあった。

本舞台のモチーフとなっている曹魏のストーリーについて荒牧は、「『三國志』において全部の国と章が好きなのですが、前作では、あまり三國志に馴染みの無い方でも分かりやすい孫呉を描きました。
袁紹軍とのぶつかり合いが、曹操にとっての一番の壁だと思いますので、僕なりの解釈で表現したいなと思いました。世の中に伝わっている曹魏のお話とは少し変わっていて、舞台ということで起承転結を濃厚に、末原さんにしっかり描いていただいています。この舞台をきっかけに興味を持って、三國志に触れていただきたいです」と熱弁。

福澤は、「一緒にいて熱量がとてつもないことが伝わってきます。ちょっとでも間違ったことをいうと、凌大もそうですけど『違います』ってよく言われます」とこの荒牧の強い“三國志熱”について明かした。

熱い男達の戦いを描いた“曹魏”の物語

荒牧慶彦&福澤侑、剣劇「三國志演技~曹魏」上演中 壮絶な対立劇から、歌・ダンス・ゲームの“お祭り騒ぎ”まで魅力満載


ステージ上の大きなスクリーンに三國志のストーリーと、曹操の紹介について映し出される。賢くカリスマ性もあるが冷徹な一面もある曹操と、穏やかで争いを好まない袁紹という対照的なふたり。黄巾の乱後、目的を失った曹操は夏侯惇・夏侯淵と共に酒場に出向き、そこで袁紹と久しぶりの出会いを果たす。
曹操は袁紹に対し、最初は「生ぬるい」と感じるものの、その上品な振る舞いと優しさに引き込まれていく。袁紹も聡明で人の上に立つパワーを持つ曹操に惹かれ、別の軍に身を置きながらも親交を深めていくのであった。
荒牧慶彦&福澤侑、剣劇「三國志演技~曹魏」上演中 壮絶な対立劇から、歌・ダンス・ゲームの“お祭り騒ぎ”まで魅力満載

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しかし、描かれているのは群雄割拠、戦乱の時代。共に連合軍を組み、見事な勝利を治めたかと思えば、さまざまな思惑が絡み合い、曹軍と袁軍は対立していく。友情とは裏腹に、引き裂かれていく曹操と袁紹。「そんなはずはない」「直接話せば分かるはずなんだ」というふたりの切実な叫びは、観ているだけで胸が引き裂かれるものだった。

このふたりの物語が主軸となるが、董卓と呂布によるダークな世界観、圧倒的な強さを感じさせる関羽の殺陣、顔良&文醜コンビのクスッとさせるシーンなど、あらゆるシーンに見どころ満載。明治座ということで花道をたっぷり使った演出にもご注目を。


荒牧慶彦&福澤侑、剣劇「三國志演技~曹魏」上演中 壮絶な対立劇から、歌・ダンス・ゲームの“お祭り騒ぎ”まで魅力満載

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荒牧慶彦&福澤侑、剣劇「三國志演技~曹魏」上演中 壮絶な対立劇から、歌・ダンス・ゲームの“お祭り騒ぎ”まで魅力満載

“曹操の夢”がテーマの二幕は歌とダンスたっぷりのお祭り騒ぎ


激しく切ない一幕とはうって変わって、二幕はゲームや歌たっぷりの楽しい演出に。紙製のハリセンが配布され、某リズムゲームさながらのハリセンゲームや、「軍師vs軍師」の殺陣とコントが融合されたコーナー、各キャラクターの個性が爆発する歌唱コーナーなど、“曹操の夢”をテーマにしているだけあって何でもありの盛りだくさんのステージ。3歳からダンスを始め、数々の優勝経験を持つ福澤によるダンスもたっぷりなのでご期待を。

取材・文:中村梢撮影:小境勝巳・佐藤薫

<公演情報>
剣劇「三國志演技~曹魏」

企画:荒牧慶彦
脚本・演出:末原拓馬(おぼんろ)

【キャスト】
曹操(そうそう):福澤侑

〈曹操軍〉
夏侯惇(かこうとん):廣野凌大
荀彧(じゅんいく):田村心
夏侯淵(かこうえん):小坂涼太郎
郭嘉(かくか):持田悠生
〈袁紹軍〉
顔良(がんりょう):松島勇之介
文醜(ぶんしゅう):砂川脩弥
張䥞(ちょうこう):益川和久
田豊(でんほう):唐橋充
許攸(きょゆう):富田翔

貂蝉(ちょうせん):???
呂布(りょふ):武子直輝

関羽(かんう):早乙女友貴
董卓(とうたく):東山義久

袁紹(えんしょう):荒牧慶彦


2025年11月28日(金)~12月7日(日)
会場:東京・明治座

【アフターイベント】
・12月3日(水)13:00公演 終演後:三國志講座~補講~
登壇:荒牧慶彦、福澤侑、持田悠生、富田翔、武子直輝、東山義久

・12月4日(木) 13:00公演 終演後
三國志講座~袁紹軍編~
登壇:荒牧慶彦、松島勇之介、砂川脩弥、益川和久、唐橋充、富田翔

(c)剣劇「三國志演技〜曹魏」製作委員会

関連リンク
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/kengekisangokushi/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2562612&afid=P66)

公式サイト:
https://kengekisangokushi.com

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