くらし情報『新納慎也「劇場で一番泣いているのは僕かもしれません」 演出家デビュー作『HOPE』開幕直前インタビュー』

2021年10月1日 12:00

新納慎也「劇場で一番泣いているのは僕かもしれません」 演出家デビュー作『HOPE』開幕直前インタビュー

新納慎也


著名作家の遺稿の所有権をめぐって、実際にイスラエルで起こった裁判をモチーフに描かれた法廷劇『HOPE』。韓国の国立芸術大学、韓国芸術総合学校の卒業制作として誕生し、2019年に韓国初演を迎えるや、観客の熱烈な支持を得た小劇場ミュージカルの話題作だ。その日本初演が10月1日、本多劇場にて開幕する。遺稿を自分のものだと主張する主人公ホープ役に高橋惠子が扮し、その遺稿の擬人化となる“K”役は永田崇人と小林亮太がWキャストで担う。ほか清水くるみ、白羽ゆり、上山竜治、大沢健など個性豊かな面々が揃うなかで、演出として舵を取るのが俳優の新納慎也である。本作で演出家デビューを果たし、上演台本と訳詞も手掛けている新納に、開幕直前の舞台への思いを聞いた。

アイデンティティを手放す選択と直面するホープの状況が、今の現実と重なる

――まもなく開幕ですね。演出家として、現時点での手応えはいかがですか?

いい状態だと思います。
だいたい日本初演の舞台って「初めて通してやれたのがゲネプロ」なんて話をよく聞くんですけど、それに比べるともう通し稽古も4、5回やっているので、仕上がりも早かったなと。

――今回が演出家デビューとは思えない頼もしい言葉!この『HOPE』は韓国芸術総合学校の卒業制作として生まれ、本公演に上がって大ヒットした小劇場ミュージカルです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.