2022年5月20日 21:00
戸塚祥太(A.B.C-Z)× 内博貴 揃って挑む『フォーティンブラス』再演
『ハムレット』でフォーティンブラスを演じる脇役俳優にスポットを当て、演劇界のリアルと、役者たちの悲喜こもごもを描いた横内謙介の名作『フォーティンブラス』。昨年、中屋敷法仁による新演出版が幕を開けるや、たちまち人気を集め、たった1年という短期間での再演が決定した。そこで前回と同じ役に挑む、A.B.C-Zの戸塚祥太と内博貴に話を訊いた。
芝居を愛し、芝居に人生を捧げてきた人々の物語
――昨年の上演から、早くも再演が決定しました。その心境は?
戸塚僕は再演の経験自体がほとんどないのですが、やっぱり怖いですよね。初演を越えなきゃいけないっていうプレッシャーがあるので。とはいえやるからには絶対にいいものにしたいので、気を引き締めてまた取り組まねば!という感じです。
内僕は逆に再演ものが多いんですよね。
戸塚あっ、再演パイセン?(笑)
内再演俳優です(笑)。
戸塚えっ、どういうこと?(笑)
内わかんない(笑)。でもこれまでの経験から、再演で余計なことはしないっていうのが教訓としてあって。だから変に気負わず、初演に基づいて、もう一度頑張ろう、という気持ちです。
――横内謙介さんが1990年に書き下ろした『フォーティンブラス』ですが、改めて作品としての魅力とは?
戸塚劇団や役者の話という点に、やっぱり面白みや愛おしさを感じました。