富司純子、シム・ウンギョン、鈴木京香との共演に「本当に家族であるような時間でした」
上田義彦初監督作『椿の庭』が本日4月9日よりシネスイッチ銀座ほかで公開された。公開を記念して、富司純子、シム・ウンギョン、鈴木京香、上田監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、椿が咲き誇る一軒の家に住む祖母と孫娘、そしてそこを訪れる人々の物語。庭に咲く色とりどりの草花に季節を感じながら日々を慈しみ生きる家族の1年間を描く。日々、庭の世話をしながら孫娘と暮らす絹子を、『待合室』以来16年ぶりの映画出演となる富司純子が演じ、絹子の孫・渚役を『新聞記者』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』のシム・ウンギョンが務める。さらに鈴木京香、チャン・チェン、田辺誠一、清水綋治らが脇を固める。
14年ぶりとなる主演となった富司は、「このような大変な状況下の中で、こんなにたくさんの方がお見えになって感激です」と、声を震わせながら一言。「私にとっては、これが最後の宝物になるのではないかと思っているくらい、嬉しい映画でした。
ありがとうございます」と富司のセリフに、会場からは熱い拍手が。
同じく主演を務めたシム・ウンギョンは「この映画が、私にとって、初めての日本映画、初めての日本映画の現場でした。しかし、富司さん、鈴木さんほか素晴らしいキャストに支えられ、渚をリラックスして演じることが出来ました」