ロビン・ライトの長編監督デビュー作、サンダンスでデビュー
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ロビン・ライトが監督と主演を兼任する『Land』が、サンダンス映画祭で世界初上映された。『ハウス・オブ・カード 野望の階段』では何度も監督を務めているが、長編映画を手がけるのはこれが初めてだ。
ライトが演じる主人公イディは、心に大きな悲しみを抱えている女性。生きている意味を見出せず、都会を離れ、人里離れた山の上の小屋でひとり静かに暮らすことに決めたイディは、人との接触を断つために、携帯も、車も持たないことに決める。しかし、彼女は、山奥での冬の厳しさを知らなかった。熊に家を荒らされて食べる物もほとんどなくなってしまい、大雪の中、街に下りることもできないまま、瀕死の状態に陥るのである。そんな彼女を発見し、助けてくれたのが、狩猟で近くを通りかかった男性ミゲル(デミアン・ビチル)だった。
イディ本人が望む通り誰にも頼らず生きられるよう、ミゲルは、親切にも、狩猟や魚釣りのやり方を教えてくれる。
それでもイディは完全にミゲルに心を開かず、自分の過去も一切喋らないのだった。
ライトがこの脚本に出会ったのは、3年前。当時は監督だけをやるつもりだったと、ライトはプレミア後のヴァーチャル会見で語っている。