ロビン・ライトの長編監督デビュー作、サンダンスでデビュー
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ロビン・ライトが監督と主演を兼任する『Land』が、サンダンス映画祭で世界初上映された。『ハウス・オブ・カード 野望の階段』では何度も監督を務めているが、長編映画を手がけるのはこれが初めてだ。
ライトが演じる主人公イディは、心に大きな悲しみを抱えている女性。生きている意味を見出せず、都会を離れ、人里離れた山の上の小屋でひとり静かに暮らすことに決めたイディは、人との接触を断つために、携帯も、車も持たないことに決める。しかし、彼女は、山奥での冬の厳しさを知らなかった。熊に家を荒らされて食べる物もほとんどなくなってしまい、大雪の中、街に下りることもできないまま、瀕死の状態に陥るのである。そんな彼女を発見し、助けてくれたのが、狩猟で近くを通りかかった男性ミゲル(デミアン・ビチル)だった。
イディ本人が望む通り誰にも頼らず生きられるよう、ミゲルは、親切にも、狩猟や魚釣りのやり方を教えてくれる。
それでもイディは完全にミゲルに心を開かず、自分の過去も一切喋らないのだった。
ライトがこの脚本に出会ったのは、3年前。当時は監督だけをやるつもりだったと、ライトはプレミア後のヴァーチャル会見で語っている。しかし、お金を集めてからいつまでに撮影に入らなければいけないかが決められており、その制限の中でこの役にふさわしい女優を見つけ、しかもその人のスケジュールが空いていないといけないという難題に直面した時、「だったらあなたがやれば」と言われ、主演も兼任することを決めた。相手役にビチルを選んだのは、彼の中にミゲルに必要な聖人の要素を見たから。ビチルを自分の家に招待し、1時間ほど話をすると、ビチルはこの役をやりたいと言ってくれたのだそうだ。
この映画を作りたかったのは、当時、アメリカで銃乱射事件が立て続けに起きており、人はどうあんな悲しみを乗り越えるのだろうかと思っていたからだと、ライトは語っている。だが、コロナで多くの人が愛する誰かを失った今は、この映画を見てもらうのにまさにふさわしい時だと、ライトはいう。
「辛い時を乗り越えるには、誰かの思いやり、親切心が必要。今ほど、人と人のつながりが大切な時はないわ」。
『Land』は、アメリカでは今月12日にフォーカス・フィーチャーズが公開する。今年はコロナでルールが変更されたことから、今作もオスカーの対象になる。
文=猿渡由紀
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