電気グルーヴ35周年&リキッドルーム20周年記念ライブ、その一部始終をレポート
動画生成AI・Kaiberを使った「35周年の歌」「32周年の歌」「34周年の歌」のMVと同じく、石野卓球とピエール瀧の姿が、どんどん変化していく映像も使われた。「ア.キ.メ.フ.ラ.イ.」「DISCO UNION」までの5曲をノンストップで終え、瀧が挨拶をし、サポートメンバーのふたり(吉田サトシと牛尾憲輔)を紹介。
「では行きましょう、憲輔氏、どうぞ」という言葉で入った「ポケットカウボーイ」が終わり、ギターウルフ・セイジのボイスサンプルで「1、2、3、4!」とカウントして「東京チンギスハーン」につながるところでも、フロアから歓声が上がる。曲中のブレイクではまりん(砂原良徳)の「ケラさん逃げて!」、後半では瀧の「最高!」の、ボイスサンプルが鳴り響いた。
次は、「SHAME」「ズーディザイア」と、リキッドをがビリビリ震える低音の2曲が続くゾーンへ。後者では、石野卓球お気に入りのフレーズ「うーん、ビニール本!」を、ふたりが連呼する。「少年ヤング」では、数ある電気の傑作の中でも特に屈指である、この曲のMVがコラージュ的に使われた。次の「猫夏」で盛大にハンドクラップを起こしてからは、長めのMCタイム。