2021年10月7日 13:00
【ライブレポート】“音楽への感謝と支えてくれた人々への信頼を直接伝えること” Hakubiが初のワンマンツアーに込めた強い思い。
これまでと今のHakubi、そしてこれからへ向かっていく決意が感じられたライブだった。
この日スタートした『傾・粉塵爆発ツアー』の初日となった渋谷CLUB QUATTROには、感染症対策による規定上限いっぱいのオーディエンスが詰めかけた。そして関係者の姿も目立つ会場内の熱気から、今のHakubiの勢いが感じられた。
SEと共にステージに登場した3人。片桐(Vo/Gt)がやや俯き加減だったのは、後に自らMCで明かしたところによると、「あまりの拍手の大きさにびっくりしてしまった」から。舞台は整った。片桐がアルペジオを奏でるとSEが止み、ブレスの音が生々しく響く。ステージから放たれる言葉が真っ直ぐフロアに届くのがわかる。
「最高の日にしよう!」
2曲目の『道化師にはなれない』では、曲間にヤスカワアル(Ba)がフロアに向けてハンドクラップを煽るなど、早くも熱を帯びたライブはあっという間に前半の3曲を駆け抜ける。
「すごく難しい状況の中で、私たちを支えてくれたのはここにいる皆さんです。私たちを信じてくれた多くの皆さんです。
その存在に改めて気づいた1年半でした。その気持ちをどうやって返していくかというのが今回のツアーです。