くらし情報『東日本大震災から10年目。当時臨時避難所となった水戸芸術館にて『3.11とアーティスト:10年目の想像』開催』

東日本大震災から10年目。当時臨時避難所となった水戸芸術館にて『3.11とアーティスト:10年目の想像』開催

小森はるか+瀬尾夏美《二重のまち/交代地のうたを編む》2019 (C)Komori Haruka + Seo Natsumi

(C)Komori Haruka + Seo Natsumi



2月20日(土)より水戸芸術館にて、2011年3月に起きた東日本大震災が露わにした課題のひとつ「想像力の喚起」に焦点を当てた展覧会『3.11とアーティスト:10年目の想像』が開催される。

同館では2012年に、震災を受けてアーティストが行った様々な活動を、芸術であるか否かを問わず、時間軸に沿って紹介した展覧会『3.11とアー ティスト:進行形の記録』を開催。大規模な災害を経験したばかりでアートの意味や役割が問い直されるさなか、アーティストらがとった行動の大半は、支援と記録を主眼に置いたものだった。

あれから10年。「想像力の喚起」という芸術の本質に改めて着目し、7組のアーティストが「作品」を通してあの厄災に応答する。

現代社会に潜む問題を自身の個人的体験や身体的感覚に引きつけて、パフォーマンス、映像、インスタレーション等様々な媒体で浮かび上がらせる高嶺格は、原子力発電所の事故を受け、人々が巷で交わした会話を再現した映像作品を展示。また、様々な国や地域の文化や歴史を検証し、現在の社会課題に応答する作品を制作する藤井光は、3.11以降の福島の人たちの 「心の問題」

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