L.A.でコロナ感染がこれまでにない拡大を見せているのを受けて、俳優組合、プロデューサー組合、共同政策委員会などが、南カリフォルニアにおけるインディーズ映画、テレビ、コマーシャルなどの制作を一時停止するよう提言した。
メジャースタジオや大手配信サービスは、すでに今月半ばまで制作を中止している。撮影現場では週に複数回のCPR検査を実施しているが、それでも人が集まる以上、危険は避けられないのと、医療が逼迫する中、スタントで事故が起きた場合などにすぐ手当が受けられるのか不安があるというのが主な理由だ。
L.A.では、現在、ICU病床がほぼ100%埋まっている状態。俳優組合は、組合員に対し、これからの5、6週間は、仕事の誘いがあっても受けず、家にいるようにと呼びかけている。
文=猿渡由紀