2023年10月3日 12:00
初演から35年を迎える音楽座ミュージカルの代表作『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』本日開幕
撮影:二階堂 健
1987年に旗揚げされ、これまでに『とってもゴースト』『マドモアゼル・モーツァルト』『アイ・ラブ・坊っちゃん』『リトルプリンス(星の王子さま)』『泣かないで』など、数々の日本オリジナルミュージカルを生み出してきた音楽座ミュージカル。その第1回作品として1988年に初演され、今年で35周年を迎える『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』が、本日10月3日(火)に吹田市文化会館で開幕する大阪公演を皮切りに全国で上演される。2020年には東宝製作により、小林香の演出、井上芳雄や咲妃みゆらの出演で上演されたことも記憶に新しい、音楽座ミュージカルを代表する名作のひとつだ。
作曲家を目指して喫茶店でアルバイトをする純朴でシャイな青年、三浦悠介はある日、マスター夫妻の計らいで出かけた先の遊園地の迷路で折口佳代と出会う。佳代には身寄りがなく、孤児院からスリの元締めに引き取られて育ったためスリを生業としていたが、本当は素直な心の持ち主。二人の出会いを祝福するかのように、悠介に作曲家としてデビューするチャンスが訪れ、「いつの日か夢はかなう」という彼の言葉に、佳代もまた忘れかけていた夢を思い出す。