くらし情報『『あんのこと』で話題の入江悠監督が登壇! 第37回東京国際映画祭 日本外国特派員協会 記者会見レポート』

『あんのこと』で話題の入江悠監督が登壇! 第37回東京国際映画祭 日本外国特派員協会 記者会見レポート

コロナ禍を経て、なぜ彼女が自死という道を選んでしまったのか、東京ですれ違っていたかもしれない彼女に関して、なぜ自分は気づくことが出来なかったのかという思いから映画化してみたいと思いました。――主演の河合優実さんについて教えてください。

入江監督彼女は19歳くらいの頃から知っていて、その頃から演技に対する意気込みが凄かったんです。プロデューサーから彼女を勧められたのですが、彼女と一緒にモデルになった主人公の輪郭を求めて、依存症の方に話を聞きに行くなど、一緒に作品を作ったという感じです。

――週刊誌の記事によってモデルになった人は自殺されたと考えていますでしょうか?記者の責任はどう捉えますか?

入江監督個人的には記者の方に責任はないと思っています。ただ、これは実際の記者もそうですが、刑事が更生グループを私物化していた側面に気づかなかった所に衝撃を受けたという風に思っています。

『あんのこと』で話題の入江悠監督が登壇! 第37回東京国際映画祭 日本外国特派員協会 記者会見レポート


――監督が脚本を書いている際に、この結末を考えていたのでしょうか?

入江監督この映画の上映後のQ&Aでも、彼女が最後救われるという結末にする選択肢はなかったのかと度々質問があったのですが、この映画を作る出だしが、彼女が自殺されたという記事からスタートしていて、なぜ彼女がそういった選択をされたのかを知りたかったというのがあります。

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