BUCK-TICK、無観客での初の生配信ライヴ「ABRACADABRA LIVE ON THE NET」開催
田中聖太郎写真事務所
BUCK-TICK22枚目のオリジナルアルバム『ABRACADABRA』リリースを記念して、無観客での初の生配信ライヴ「ABRACADABRA LIVE ON THE NET」が開催された。
新型コロナウイルス感染症拡大にともない、5月・6月に予定していたファンクラブ会員&モバイルサイト会員限定コンサートツアーの開催を延期したBUCK-TICKが、生演奏する姿を見せるのは今年初のこと。しかもリリースしたばかりのアルバム曲が発売当日にライヴ演奏で聴けるのだ。
「ケセラセラ エレジー」のイントロで幕が開くと、軽やかにお辞儀をしてみせる櫻井敦司(vo)。華やかに広がるエレクトロサウンドの中を縫うように走る樋口豊(B)のベースラインが印象的だ。エレガントなハットを被って艶やかな声で歌う櫻井と、中指立てながらコーラスする今井寿(G)との対比や、3度目のAメロでは二人がユニゾンで主メロを歌うなど、この1曲だけですでに見どころ満載。インダストリアルナンバーの「URAHARA-JUKU」は、ヤガミのずっしりとした4つ打ちリズムに樋口のベース、さらには星野英彦(G)のリズムギターも加わり、画面を通しても伝わってくる音の迫力に圧倒される。