2022年1月6日 20:00
藤田俊太郎演出『ミネオラ・ツインズ』いよいよ開幕 大原櫻子、八嶋智人、小泉今日子からのコメントも
撮影:宮川舞子
シス・カンパニーによる『ミネオラ・ツインズ~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~』がいよいよ1月7日(金)、青山・スパイラルホールにて開幕する。
本作は1950年代から1980年代の激動の時代に、女性たちが何を考え何を体験してきたかを痛烈な風刺を込めて描いたダーク・コメディ。主人公は、ニューヨーク郊外の小さな町ミネオラで生まれ、見かけは全く同じなのに性格は正反対な一卵性双生児の姉妹マーナとマイラ。約30年の長い年月の中で、常に「両極」から対するふたりには、驚いて呆気にとられるやら、あまりのぶっ飛びぶりに笑うしかないやら、と客席も一緒に「激動の時間」が楽しめる疾走感あふれるステージとなっている。
日本初上陸となる本作で、作者ポーラ・ヴォーゲルは、運命の双生児姉妹をひとり女優がカツラと衣装を目まぐるしく変えながら演じ分けるよう戯曲の冒頭に指定した。そして「常にホルモンの影響による興奮状態で演じて欲しい」とも。その難題に、芝居と音楽の両分野を自在に行き来し、観客を魅了する大原櫻子が果敢に挑んだ。
そして、この姉妹の狂乱の渦には、小泉今日子と八嶋智人もそれぞれ2役を演じながら参戦。