至高の仏像や国宝など名宝がずらり! 三井家ゆかりの京都・真如堂の全貌に迫る展覧会が三井記念美術館で開催
2026年7月4日(土)より、三井記念美術館では、『特別展京都・真如堂の名宝』を開催する。三井家が菩提寺として深い関わりを持ってきた真如堂の歴史と信仰を紹介する、同館では初めての展覧会だ。
京都・洛東に所在する真正極楽寺 真如堂は、平安時代、比叡山の戒算上人によって開かれた天台宗の古刹。本尊は比叡山から移安した阿弥陀如来立像で、開創以来、厚い信仰を集めてきた。応仁の乱で伽藍を焼失して以降、移転や火災を繰り返してきたが、江戸時代に現在の場所に再興されて現在に至る。三井家とは、三井家の元祖・三井高利夫妻が檀家になったことから、深い関わりを持つようになった。
重要文化財《薬師如来立像》 平安時代・11世紀 京都・因幡堂平等寺(画像提供:東京国立博物館 Image : TNM Image Archives)
真如堂の本尊・阿弥陀如来立像は、本堂創建時の正暦5年(994)頃の作とされ、現存する阿弥陀如来立像のなかでは、最古級の作例に位置づけられている。ただし通例の阿弥陀如来像とは異なる部分が多いため、後世には模刻や模写が制作された。
同展では、本尊の模刻像をはじめ、10世紀から11世紀にかけて都や比叡山に伝来した仏像を展観。重厚な作風から穏やかな「和様」に移行していく造仏表現の諸相を紹介する。
《阿弥陀如来立像》鎌倉時代・13世紀真如堂一山 喜運院
また真如堂山内寺院の法輪院と、喜運院に伝来する鎌倉時代の阿弥陀如来立像も、寺外で初めて公開する。前者は、像内の墨書銘から、建長5年(1253)に仏師「院蓮」が制作したことがわかる仏像。後者は真如堂本尊と構造上の共通性が指摘される仏像だ。
その他、鎌倉時代を代表する仏師・運慶が発願した、「運慶願経」として知られる国宝《法華経(運慶願経)》や、本尊にちなみ、阿弥陀如来などを描いた仏画、室町時代に描かれた《真如堂縁起》、伝来の書画などを公開する。また三井高利が菩提寺と定めて以来、三井家が真如堂に寄進してきた品々の中から、絵画なども展示される。
国宝《法華経(運慶願経)》巻第七珎賀筆鎌倉時代・寿永2年(1183) 真正極楽寺 真如堂 (画像提供:京都国立博物館)〔展示期間8月4日~ 8月30日〕
<開催情報>
『特別展京都・真如堂の名宝』
会期:2026年7月4日(土)~8月30日(日) ※会期中展示替えあり
会場:三井記念美術館
時間:10:00~17:00(入館は~16:30まで)
休暇日:月曜、7月21日(火)(※ただし7月20日(月)は開館)
料金:一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料
公式サイト:
https://www.mitsui-museum.jp/