『ポケモン×工芸展』麻布台ヒルズ ギャラリーで 人間国宝から若手まで20名が伝統工芸の技法でポケモンを表現
2024年11月1日(金)より、麻布台ヒルズ ギャラリーでは『ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-』が開催される。同展は、世界的に人気のキャラクター、ポケモンを、伝統工芸の素材や技法で表現した作品約80点を紹介する展覧会。2023年に石川県の国立工芸館で開催され、その後日本各地やアメリカでの開催を経て、満を持して東京、麻布台で行われる展覧会だ。
マトリックスのような細かな螺鈿細工で知られる池田晃将や、モチーフはもちろん台座の部分まで一木で制作してしまう福田亨など、超絶技巧の作家作品がズラリとならぶ。
池田晃将《電光投擲捕獲箱》2022年 個人蔵©池田晃将撮影|斎城卓
土や木、金属など、それぞれの作家たちが日頃向き合っている素材を使うと、どのようなポケモンが生み出されるのか?着物や帯留などの伝統の装いや日常を彩る器のなかに、ポケモンたちはどう現われるのか?アニメやゲームでは観たことのない伝統をまとったポケモンたちの表情が新鮮にうつるとともに、今どきの伝統工芸の世界に、新たな興味がわくに違いない。また個々の作家たちがポケモンから得た視点やインスピレーションを、作品にどう結実させるのかも見どころだ。