2021年5月26日 18:00
東京藝術大学のクローン技術による文化財の公開・活用を紹介 謎解き「ゴッホと文化財」展開催
文化財保護を進める上で抱えている課題のひとつ、を解決する新たな試み「スーパークローン文化財」を紹介する展覧会が7月31日(土)より横浜・そごう美術館にて開催される。
作品を公開すればさまざまな環境により劣化が進み、保存を重視すると文化財の価値を共有・伝承できなくなるという矛盾を解決しようと、東京藝術大学が開発した高精度の文化財複製「東京藝術大学スーパークローン文化財」。
その文化財複製「クローン文化財」を活用し、オルセー美術館のゴッホ作品を中心に、ボストン美術館の浮世絵、失われた文化財の再現作品など、約30点を展示。さまざまな角度から作品を体感し、作品の奥に潜む謎を解きながら文化財を楽しく学ぶことができる。
テーマは“文化財を知る・楽しむ”。複製だからこそできる文化財の「公開・活用」への動きとその成果にぜひ注目してみてほしい。
フィンセント・ファン・ゴッホ≪自画像≫(再現)
クロード・モネ≪サン・ラザール駅≫(再現)
3DCGアニメーション 歌川広重≪東海道五十三次 日本橋朝之景≫
フィンセント・ファン・ゴッホ 焼失した芦屋の≪ひまわり≫制作風景
【開催概要】
『東京藝術大学スーパークローン文化財 謎解き「ゴッホと文化財」