くらし情報『押井守監督「こんなに祟られた映画は初めて」 4度の公開延期を経て『血ぃともだち』が一夜限りの上映』

2022年2月6日 10:40

押井守監督「こんなに祟られた映画は初めて」 4度の公開延期を経て『血ぃともだち』が一夜限りの上映

とにかく時間がなくて、ロケ地も往復5時間かかる距離で遠かった」。学園ものを手掛ける上で「高校生を描くなら、実年齢(のキャスト)でやってみたかった」とキャスティングにも強いこだわりをもって臨んだが、「それが運の尽き。労働基準法をすっかり忘れていて(笑)、夜の8時までしか撮影できなかった」とも明かした。

押井守監督「こんなに祟られた映画は初めて」 4度の公開延期を経て『血ぃともだち』が一夜限りの上映

押井守 監督
若いキャスト陣とのコミュニケーションにも悪戦苦闘したといい、「自分にとっては明らかに“異文化”。リドリー・スコットはいつも異文化の葛藤をテーマにしているが、バンパイアを描いたこの作品も、舞台裏も含めて、異文化とどう付き合うかという物語になっている」と自己分析。キャスト自身がスマートフォンを手に撮影したシーンもあり、「撮影部のキャメラでは、絶対に撮れない表情が撮れた。僕は関与していないが、気に入っているシーンなので、ぜひ観ていただきたい」と語った。

「とにかくいろんなことがあり過ぎて、今回はさすがにダメ(お蔵入りする)と思ったが、それでは、あれだけ頑張った彼女たちに申し訳ないなと。
関係者の皆さんの努力で、ここまで来られたし、これでようやく1つの区切りがついた」(押井監督)。締めくくりの挨拶では、「いきなり最後に弱気な発言をすると、この作品は今まで撮ってきた映画とはだいぶ違う。

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