くらし情報『建築家・白井晟一の多彩な活動を代表作のひとつである松濤美術館で展観『白井晟一 入門』展開催』

2021年10月15日 17:00

建築家・白井晟一の多彩な活動を代表作のひとつである松濤美術館で展観『白井晟一 入門』展開催

《懐霄館(親和銀行電算事務センター)》1973-75 年 撮影:柿沼守利

撮影:柿沼守利



京都で生まれ、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)図案科卒業後、ドイツで哲学を学ぶなど異色の経歴をもつ建築家・白井晟一(しらいせいいち/1905~1983)。その多彩な活動を紹介する、いわば白井晟一の入門編ともいえる展覧会が晩年の代表作である渋谷区立松濤美術館にて10月23日(土)より開催される。

ドイツ留学から帰国後、義兄の画家・近藤浩一路の自邸の設計を手掛け、独学で建築家への道に進んだ白井。その後「歓帰荘」「秋ノ宮村役場」といった初期の木造の個人住宅、公共建築から、後期の記念碑的建築である「親和銀行本店」「ノアビル」「渋谷区立松濤美術館」など、記憶に残る作品を残し、そのユニークなスタイルから哲学的な建築家と評されてきた。

一方で、建築以外の分野でも才能を発揮。多くの装丁デザインを手がけ、そのなかには「中公新書」の書籍装丁など、現在も使用されているものもある。また著作や書家としても活動し、50歳を過ぎたあたりからは「書」を一日何十枚と書き、建築の枠組みを超え、形や空間に対する思索をしつづけた。

同展では、白井の多彩な活動を第1部と第2部にわけ紹介。
第1部「白井晟一クロニクル」

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