アウシアス・パレホ ギターリサイタル スペイン・ギター界の超新星を見逃すな
ギターと聞いて真っ先にイメージされる国は、スペインではないだろうか。今年生誕150年&没後80年のメモリアルイヤーを迎えるマヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)を筆頭に、アルベニスやグラナドスにタレガ&ロドリーゴなどなど、ギターのための名作を手掛けたスペインの作曲家は枚挙にいとまがない。そしてその素晴らしい作品の数々が、ギター界の発展に大きく貢献してきたことは言うまでもない。
その“ギター大国”スペインから、新たな才能が登場した。その名はアウシアス・パレホ。2025年12月に20歳を迎えたばかりの新鋭だ。ギターが盛んな日本との縁も深いパレホは、2023年に開催された第41回スペインギター音楽コンクールで第1位を獲得。オーケストラとの共演によるロドリーゴの『アランフェス協奏曲』での堂々たる演奏が聴衆を魅了したことは今も語り草だ。
その後も、欧州の主要コンクールにおいて数々の実績を積み上げてきた他、2025年には、『スペインとアメリカのギター音楽』によって、ラテン・グラミー賞「最優秀クラシックアルバム賞」へのノミネートという快挙を成し遂げるなど、名実ともに次代を担う逸材として注目を集める存在だ。
そのアウシアス・パレホが、「マニエル・デ・ファリャへのオマージュ」というテーマを掲げて、日本でリサイタルを行うとなればこれは気になる。プログラムには、今年のメモリアル作曲家ファリャの代表作『恋は魔術師』の中の名作を筆頭に、スペインのギター作品がずらりと並ぶ華やかさだ。共演するピアニスト高木洋子は、スペイン&中南米音楽のスペシャリストだけに、アウシアス・パレホとの熱き化学反応が期待される。
伝統と革新が交錯する“スペインギター界の今”を、ぜひご堪能あれ。
アウシアス・パレホ ギターリサイタル 横浜公演
5月8日(金)磯子区民文化センター 杉田劇場