新型コロナで3月半ばから閉鎖されていたアメリカの映画館が、ついにビジネスを再開し始めた。
この週末は、コロナ勃発以後初めての新作であるラッセル・クロウ主演の『Unhinged』が公開され、400万ドルを売り上げている。上映されたスクリーン数は1823。配給会社は、今後、オープンする映画館が増えるにつれ成績が上がり、3,000万ドルの製作予算を取り戻す数字を獲得できると楽観視している。
次の週末には、『X-MEN』のスピンオフ『The New Mutants』が公開になる。ただし、L.A.とニューヨークでは、まだ映画館の再オープンが許される気配はなく、期待作『TENET テネット』も、日本の観客のほうが先に見られることになりそうだ。
文=猿渡由紀