くらし情報『『愛するとき 死するとき』インタビュー【前編】小山ゆうな「物語の普遍的な部分に光を当てられたら」』

2021年11月5日 12:00

『愛するとき 死するとき』インタビュー【前編】小山ゆうな「物語の普遍的な部分に光を当てられたら」

小山ゆうな


浦井健治を主演に迎え、東西冷戦時代の東ドイツ、さらにベルリンの壁崩壊後の統一ドイツで暮らす若者たちや家族たちの日常や葛藤、愛を描き出す『愛するとき 死するとき』がシアタートラムで11月14日より開幕する。フリッツ・カーターによるこの戯曲を翻訳し、自ら演出を務めるのは小山ゆうな。過去に今回と同様にドイツ語の戯曲「チック」、『イザ ぼくの運命のひと/PICTURES OF YOUR TRUE LOVE』の翻訳・演出を手掛けてきた小山に、本作の魅力やシアタートラム初登場となる浦井の印象などについて話を聞いた。

意識下に訴えてくるような戯曲

――2002年にフリッツ・カーターが執筆し、その年のドイツを代表する戯曲として高く評価された本作ですが、小山さんがこの戯曲と出会ったのはいつ頃ですか? 読んでみての印象を含めて教えてください。

今回、世田谷でまた演出させていただくことが決まって、ドイツの現代戯曲がいいのでは?ということでいくつかの候補にあがったもののひとつがこの作品で、そこで初めて読みました。フリッツ・カーターはアーミン・ペトラスという名前で演出家として活躍されていて、そちらの名前で私も認識して、作品も知ってはいたんですが、フリッツ・カーターとしての作品を読むのは今回が初めてでした。

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