宮本亞門「こんなに観客の皆様と舞台が一つになった初日は、はじめて」 東山紀之主演『チョコレートドーナツ』開幕
撮影:引地信彦
PARCO劇場オープニング・シリーズ『チョコレートドーナツ』が12月20日(日)に初日を迎え、演出・キャストコメントならびにゲネプロ時の集合写真と舞台写真が到着した。ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子供を育てたという実話に着想を得て製作された映画『チョコレートドーナツ(原題:ANY DAY NOW)』。1979年のウェスト・ハリウッドを舞台に社会的マイノリティが直面する問題を告発しながら、愛と自由を求める人間の本質を描いた本作を、世界で初めて東山紀之主演、宮本亞門演出で舞台化する。東山が演じるのは、シンガーを夢見ながら、ショーパブの口パク・ダンサーとして日銭を稼ぐルディ。出口の見えない生活の中、ルディの人生は、運命の人ポール、隣室のダウン症のある少年マルコとの出会いで変化していく。
さらに、ルディと共に少年マルコを育てるため、世間と闘う検察官ポールを演じるのは谷原章介。ゲイのカップルであるルディとポールが時には悩み、迷いながらも、手を組んで世の中に立ち向かっていく様が心を打つ。またダウン症のある少年マルコ役として、実際にダウン症のある高橋永と丹下開登がダブルキャストで出演。