『ゴッホ・インパクト(仮)』など ポーラ美術館が2025年の企画展スケジュールを発表
箱根のポーラ美術館が来年の企画展スケジュールを発表した。2025年は、近代から現代までの美術における色彩の歴史を読み直す『カラーズ ― 色の秘密にせまる印象派から現代アートへ』、ゴッホの存在がさまざまな時代や地域にもたらした影響と、現代における新たな価値を考察する『ゴッホ・インパクト(仮)』が開催される。
2024年12月14日(土)から開催される『カラーズ ― 色の秘密にせまる印象派から現代アートへ』は、近代から現代までの美術における「色彩」に注目する。多様な分野で色彩の果たす役割が広がっている昨今、色彩論や色を表現する素材との関係にふれながら、改めて色彩の役割について考察。モネ、スーラなど、油絵具を巧みに扱い、さまざまな色彩によって視覚世界を再構築した19 世紀の印象派や新印象派、マティスら20 世紀のフォーヴィスムの絵画や抽象絵画、さらには現代アートにいたる近現代の色彩の美術史を、絵画や彫刻、インスタレーションなどによって読み直していく。
ロベール・ドローネー《傘をさす女性、またはパリジェンヌ》1913年 ポーラ美術館
ベルナール・フリズ《Ijo》2020年 ポーラ美術館©Bernard Frize / ADAGP, Paris, 2024 Photo: Ken Kato Courtesy of the artist and Perrotin
『カラーズ ― 色の秘密にせまる印象派から現代アートへ』
会期:2024年12月14日(土)