愛あるセレクトをしたいママのみかた

『北欧のテキスタイルと暮らし展』日本橋髙島屋で 約90点のテキスタイルが語る「豊かな暮らし」のヒントとは

ぴあ
『北欧のテキスタイルと暮らし展』日本橋髙島屋で 約90点のテキスタイルが語る「豊かな暮らし」のヒントとは


古くから寒い冬を乗り切るために様々な織物がつくられてきた北欧では、多種多様なテキスタイル文化が花開いた。その北欧の2国、スウェーデンとフィンランドで主に19世紀から20世紀にかけて制作されたテキスタイルを紹介する展覧会が、3月4日(水)から3月16日(月)まで、東京の日本橋髙島屋S.C.の本館8階ホールで開催される。

当初は防寒目的だった織物は、やがて家族の暮らしを彩るための手工芸へと発展していく。だが、工業化が進んだ19世紀後半には、大量生産品の勢いに押される時期もあった。その時代に刊行されたのが、スウェーデンの社会思想家エレン・ケイの著書『Beauty for All(美しさをすべての人に)』。「美しいと感じるものと暮らすことが幸せをもたらす」という彼女の考え方は北欧全域に浸透し、デザイナーをはじめ、民衆から国家に至るまで多大な影響を及ぼした。そして、美しいテキスタイルはインテリアとして、またそれ自体がアートとして発展していくことになる。

『北欧のテキスタイルと暮らし展』日本橋髙島屋で 約90点のテキスタイルが語る「豊かな暮らし」のヒントとは

エレン・ケイが暮らしたストランド荘 photo: 須長檀
今回の展覧会は、暮らしの中で育まれた19世紀の手仕事から20世紀や現代のアート作品まで、時代とともに変遷してきたテキスタイル
約90点を展観するもの。
豊かな自然を感じさせる色使い、大胆で楽しい柄、感動を覚える芸術性、そして圧倒的な手仕事の力といったその魅力が、存分に味わえる機会となっている。

『北欧のテキスタイルと暮らし展』日本橋髙島屋で 約90点のテキスタイルが語る「豊かな暮らし」のヒントとは

テーブルクロス《庭園のクロス》 バーブロ・ニルソン 1926 photo: Kentauros Yasunaga
見どころのひとつは、デザインが黄金時代を迎えた20世紀の「ミッドセンチュリー期」の作品群。モダニズムの影響を受け、伝統的な織物技術が芸術の域へと高められ、特別な空間を飾るモダンなデザインの織物が生み出されたのがこの時代だ。一方で、プリント技術の発達を受け、才能あるデザイナーたちが生み出した自由で大胆なプリント生地が工業製品として普及し、一般の人々が好きなデザインを選んで自らの手で日常の暮らしを彩ることが容易となった。同展では、この時期の名作をヴィンテージプリントで見ることができる。北欧諸国は「国民の幸福度」の高さで現代社会をリードする存在だ。その理由の一端が、美しいテキスタイルから見えてくる——その幸福感あふれる会場で、北欧の人々の豊かな暮らしにも思いをはせたい。

<開催情報>
『北欧のテキスタイルと暮らし展Beauty for All』

会期:2026年3月4日(水)~3月16日(月)
会場:日本橋髙島屋S.C. 本館8階ホール
休館日:無休
時間:10:30~19:30(※3月16日(月)は~18:00)、入場は閉場の30分前まで
料金:一般1,200円、大・高校生1,000円
公式サイト:
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/hokuou_textiles_exhibition/

※2026年3月25日(水)〜4月13日(月)、大阪髙島屋7階グランドホールにて開催

提供:

ぴあ

この記事のキーワード