『Mr.Boo!』が笑いを封印 香港No.1ヒット『旅立ちのラストダンス』ダヨ・ウォンがセリフに込めた想いとは
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香港映画界の喜劇王マイケル・ホイと、スタンダップコメディアンで俳優のダヨ・ウォンが32年ぶりに共演した話題作『旅立ちのラストダンス』より、新たな場面写真6点が公開された。
本作は、「家族」「伝統」「死生観」という普遍的なテーマを丁寧に描き、香港映画歴代最高興行収入記録を樹立した作品。残された者を癒し慰める葬儀プランナー、トウサンを演じた主演のダヨ・ウォンと、死者の魂を弔うマン道士に『Mr.Boo!ミスター・ブー』シリーズで一世を風靡したレジェンド、マイケル・ホイが扮し、厳粛な「葬礼」を舞台にしたヒューマンドラマを紡ぐ。
監督のアンセルム・チャンは、ふたりの起用理由について「コメディができる俳優は、本当はとても演技力が高い。笑わせることを選んできたがゆえに、その力が見過ごされてきただけなんです。今回、有名なコメディアンのふたりをあえてシリアスな役に起用したのは、その演技力を観客に示したかったから」と語る。
ウォンとホイは監督の期待に沿い、脚本と役柄を徹底的に理解。撮影中は絶えず役柄の解釈について話し合い、検討を重ねていたという。
ある母親から依頼された息子の遺体の防腐処置を受けるか受けないかで、ふたりが葬儀店内で激烈に口論するシーンでは、ふたりはカメラが回っていない間も討論を続け、ウォンが激烈に口論する際、ホイ演じるマン師匠に対し「ハロー・マン」と呼ぶことを提案。
これに対し、ホイは「この時のトウサン(ダヨ・ウォンの役名)はまだこの名前に含まれた意味を知らないはず」と、鋭い疑問を口にした。するとウォンは、「確かに知らない。しかし、最初にそう呼んだ時、マンに怒鳴られた。だから再度その名で呼ぶのは故意の意味があるんだ」と、以前激しく怒られた呼び方だと分かっているからこそ、この激昂したタイミングであえて相手の地雷を踏むような呼び方をしたということを熱弁したという。台詞のひとつひとつを大切にしながら、役柄との関係性を深く研究していることを物語る象徴的なエピソードとなっている。
<作品情報>
『旅立ちのラストダンス』
5月8日(金)
公式サイト:
https://lastdance-movie.com/
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