くらし情報『『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』レポート 個人コレクターの「私観」でたどる日本の現代美術史』

『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』レポート 個人コレクターの「私観」でたどる日本の現代美術史

展示風景より左:青木美歌《Her songs are floating》2007年右:小谷元彦《サーフ・エンジェル(仮設のモニュメント2)》2022年


精神科医で、日本有数の美術コレクターである高橋龍太郎。彼が集めた作品で構成される『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』が東京都現代美術館で8月3日(土)に開幕した。重鎮から若手まで総勢115組の作家作品が2フロアを使って展示される。11月10日(日)までの開催だ。

高橋龍太郎は1946年生まれ。学生運動に打ち込んだ高橋は、一旦は映像作家を目指して医学部を中退。しかし、自らの才能に区切りをつけ、再び医学の道に戻ることとなる。現在は東京都大田区で精神科医としてクリニックを開業、地域医療に従事しつつ、ニッポン放送の人気番組「テレフォン人生相談」で回答者を務めるなどの活動も行っている。


『日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション』レポート 個人コレクターの「私観」でたどる日本の現代美術史

第1章 展示風景より 合田佐和子の作品群
高橋は1997年頃より本格的に現代美術作品のコレクションを開始する。現在までにその総数は3500点を超え、日本の現代美術を中心とするコレクションとしては個人所有でありながら世界最大級だ。同展は、初期から現在に至るまでのそのコレクションの変化を「私観」としてたどっていくものだ。

展覧会は6章構成。第1章「胎内記憶」は、高橋のコレクションが本格的に始まる90年代半ばまでに制作された作品を中心に展示する。

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