くらし情報『シリーズ第1作の彩色画全点を日本初公開 『出版120周年 ピーターラビット(TM)展』世田谷美術館で開幕』

2022年3月29日 18:00

シリーズ第1作の彩色画全点を日本初公開 『出版120周年 ピーターラビット(TM)展』世田谷美術館で開幕

その後、挿絵に着色するなどの改定が行われ、1902年ついに『ピーターラビットのおはなし』の初版が発売となる。会場では私家版の初版や2刷も展示されている。

シリーズ第1作の彩色画全点を日本初公開 『出版120周年 ピーターラビット(TM)展』世田谷美術館で開幕

左から私家版『ピーターラビットのおはなし』初刷1901年、私家版『ピーターラビットのおはなし』2刷1902年、私家版『ピーターラビットのおはなし』ファクシミリ版1993年(絵手紙100周年記念版として出版されたもの)
そして、この展覧会のメインとなるのが『ピーターラビットのおはなし』の彩色画の展示だ。出版社であるフレデリック・ウォーン社の意向により、初版時には採用されなかった原画なども含め、ビアトリクスの当初の構想に基づいた形で全点が展示されている。小さなサイズだが、やわらかな色づかいで丁寧に彩色された水彩画で、『ピーターラビットのおはなし』の世界を改めてじっくりとたどり、味わうことができる。


シリーズ第1作の彩色画全点を日本初公開 『出版120周年 ピーターラビット(TM)展』世田谷美術館で開幕

第3章展示風景より
シリーズ第1作の彩色画全点を日本初公開 『出版120周年 ピーターラビット(TM)展』世田谷美術館で開幕

第3章展示風景より
シリーズ第1作の彩色画全点を日本初公開 『出版120周年 ピーターラビット(TM)展』世田谷美術館で開幕

『ピーターラビットのおはなし』挿絵原画
同展の監修を務めた大東文化大学教授の河野芳英さんは、「ピーターラビット」の魅力についてこう語る。
「(絵については)ウサギの表情や動きをデフォルメしていないところですね。

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